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婚外恋愛の二人の日記です。
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「撮られる」ということ
私には「撮られる」ことにトラウマがありました。
 
21歳くらいのときにつきあっていた人にお願いされて、
自分たちのSEXの動画を一度だけ撮ったことがありました。
初めて自分がくわえているところや、騎乗位で悶えているところを見ました。
すごく恥ずかしかったぁ~。
うまくいっている頃は、そんな画像を大きな画面で見せられるのも
楽しかったような気がするけれど、
いざ別れるという時、逆ギレした彼はそれを盾に私を脅しました。
 
「別れるならこれをそこら中に投稿してやる!」
 
その言葉に躊躇してしまった私は、しばらく別れることができずにいました。
本当にダメだと思った時、
この人と一緒にいるくらいなら、色んな人に見られる方がまだマシだ
「好きにしたら?」とやっと言えました。
 
 
そんな私がHの写真も動画も撮るのが大好きな今の彼と出会って、
Hの動画まで公開して、
こんな風に知らない人たちに見られるようになるとは・・・
まるで大勢の人に犯されてるみたい。
それが少しずつ快感に変わっていく自分にちょっとびっくりしちゃう。
 

それは前の彼とは違い、彼を100%信じているからできること。
撮ったばかりの映像を隣で見て、メロメロになっている彼を見ると本当にかわいいと思う。
年上なのに。
 
離れていてもそれを毎日のように見て(るらしい)心から楽しんでくれているし、
それでひとりエッチしてくれるなんて、女としてはこんなに嬉しいことはないの。
私をそんな風に変えたのはあなた。
もっと撮って
ここにいっぱい載せてくれたら、私もいつでも思い出せるもの。
はじまり
この間、彼と一緒にテレビを見ていた時のこと。

「○○(私の好きな俳優)のCM見た?」と。

「見てな~い」

「あれ見たらね、俺を思い出すよ」

「?」

珍しいこと言うなって思った。
彼はびっくりするほど記憶力がなくて、覚えていてほしいことさえ忘れることが多いから。

それから数時間後、
「あっ!これ!」と画面を指差す彼。
その俳優は、女性の手にキスをしていた。

私は思わず吹き出して、彼にもたれかかった。
彼の言葉どおり、彼の唇の感触を思い出したからだ。



2005年の夏、ほぼ毎日メールのやりとりをするようになったある雨の夜、私たちは駐車場で待ち合わせをした。
ノースリーブに着替えて彼の車に乗り込んだ私を見て、
「なんかドキドキする~。」って言ってたね。
私だってそうだったよ。

何を話したのかあんまり覚えていないけど、
あなたは急に「ちゅーして。」って言いだした。
私が断ると、「じゃあ手つなご。」といたずらっぽい顔をしてそっと手を握ったんだ。

でもそれでさえ、最初は抵抗していたかもしれない。
たまに手のマッサージをしてくれたりしながら、色んな話をしたね。
それから彼は何度も手にキスをして、にこにこしてた。

私はドキドキしすぎて酸欠みたいになって、もう車から逃げ出したかった。
苦しくて、苦しくて。

それなのに、「今度は口にちゅーしてくれなきゃ帰さない。」とドアをロック。


は?脅迫?!


私は動揺したのと同時に葛藤していた。

これより先に進んでしまったら、唇を重ねてしまったら、そこで踏みとどまれる自信が自分にはなかったから。
それは夫を裏切ってしまうことだと。

そんな困った顔を見ながら、私の指の間に舌を這わせ相変わらずにこにこしていた。

子供みたいにきらきらした目。小憎たらしい。
私はただからかわれてるだけじゃないかしら?

それでも私は彼のことをもっと知りたくてたまらなかった。

気持ちを抑えて、この夜はこれでお別れ。

まだ自分の気持ちを認めたくなかった。

夫との結婚を決めた時、もうこれが最後の恋なんだなって本気で思っていた。
これから先の一生、他の人を好きになることはないと思っていた。

一人の帰り道、唇の感触が残った自分の手が愛しく感じた自分に、その時もうだめだって思ったんだ。



もう恋してたんだ、とっくに。
また遠恋
楽しかった同棲も終わり、昨日彼が帰って行きました。
 
仕事が終わり、帰ってきて一人明かりの点いていない窓を見上げると、
少し泣きそうになりました。
部屋に着いて、彼の歯ブラシがなくなっているのに気づいて胸がぎゅっとしました。
それを電話で話すと、彼は笑っていました。
「いいねぇ、そういう切なさも味あわないと。刺激刺激。」
こういう時、私はいつも半分は「そうだね。」って思うのだけど、
半分は他人事みたいに笑う彼がちょっと憎たらしく思います。
 
しばらく会えないから
一昨日のエッチは優しく激しく、何度も何度もイかせてくれました。
体の相性は非の打ちどころがないくらい最高の人で、
私はいつもその瞬間に溺れ、もうどうなってもいいと思ってしまいます。
相性がいい人同士ってみんなそうなのかな。
 
 
テレビを見ながらつないでいた、きれいな彼の手。
 

つないだ手

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